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かつては不治の病と呼ばれたがんの10年生存率は着実に向上している。早期発見できれば、生存率はさらに高まる。
(この記事は2020年11月公表されたデータに基づいて作成している。2021年4月公表の最新データについてはこちら)
国立がん研究センターは、2004~07年にがんと診断された患者の10年後の生存率が58.3%だったと発表した。がんの専門医療機関21施設で診断を受けた15~94歳の9万4000人を対象に、がん以外の死因の影響を除いて生存率を算出。前回調査(03~06年に診断)と比べて1.1ポイント上昇した。国立がん研究センターが10年生存率を公表するのは6回目。新薬の開発など治療技術の進歩などを背景に、生存率は改善が続いている。
主ながんの部位別の10年生存率では、前立腺がんが最も高く98.8%で、乳がん、甲状腺がん、子宮体がんも80%を超えている。20%を切ったのは胆のう・胆管がん19.1%、肝臓がん16.1%、すい臓がん6.2%。
一方、10~12年に全国の32施設で診断を受けた14万8000人の、5年生存率は全体で68.6%で、前回調査(09~11年に診断)より0.2ポイント上昇した。前立腺がんは100%、乳がんは93.6%だった。
ステージ別(ステージⅠが早期。数が大きくなるにつれて進行)の10年生存率を見ると、早期発見、早期治療の重要さが分かる。例えば、胃がんの10年生存率はステージⅣは5.9%だが、ステージⅠであれば90.8%だ。
バナー写真 : PIXTA
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