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 一般社団法人ピアリングは、乳がん・子宮がん・卵巣がんなどのがんと診断され、不安やつらさを抱えながら病に向き合う女性が、笑顔と自分らしさを失わず、治療に取り組める環境を作ることを目指して活動しています。

ジャパンキャンサーフォーラムでブースを出展するスタッフ(2019年8月、国立がん研究センターで)

オンラインコミュニティー「Peer Ring」

 乳がんや子宮がんの 罹患(りかん) 率が高くなる30代~50代の女性は、仕事や家事・育児、介護など多くのことに追われ、いくつもの役割を抱えていて、患者会等の集まりに参加する余裕のないことも少なくありません。そこで、ピアリングでは、時間や場所の制約を超えて、いつでも・どこからでも、安心安全に、がんに向き合う仲間とつながることのできるオンラインコミュニティーを運営しています。

 ピアリングでは「オンラインでのピアサポート活動」「がんと向き合う学びの場作り」「がん罹患者の生活課題等についての調査・研究」の三つの柱を活動の軸としています。

 一つ目の柱は「Peer Ring(ピアリング)」でのピアコミュニケーションのサポートです。スタッフによるパトロールや安全管理システムの導入により安心して利用できるオンラインコミュニティーを作っています。

がんと向き合う女性が少しでも笑顔に

 二つ目の柱は、がんサバイバー女性のための学びの場の「ピアリング笑顔塾」や交流イベントの開催です。昨年は「AYA世代の保健室~AYA世代の経験談や話を聞いてみよう~」「がん患者さんの生活の質の維持向上のために、漢方薬を使ってみましょう」などをテーマに、6回の笑顔塾をオンラインで開催しました。

 また、自治体や病院などと協働して、がん患者さん向けのイベントを行うことも。2022年には、横浜市公募型男女共同参画事業「がんを超えて生きる女性のためのエンパワメントプロジェクト」として「リズムで弾む♪ボディクラップ+おしゃべり会」を開催。病気を離れて、楽しいことに夢中になる時間を作ることで、レジリエンス(自ら立ち直る力)を高め、つらいがん治療でこわばってしまった心身をほぐし、笑顔を取り戻すきっかけとなることを目指して企画しました。

女性がんサバイバーによる短歌集の出版プロジェクトを手がけた尾崎ゆうこさんを講師として招いて、「ピアリング笑顔塾・AYA世代の保健室」を開催(2022年8月、オンラインで)

横浜市公募型男女共同参画事業「がんを超えて生きる女性のためのエンパワメントプロジェクト」参加者(2022年10月、横浜市で)

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