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[世界がん撲滅サミット2023実行委員会]


11月3日(金・祝)正午より大阪国際会議場にて開催された『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』(https://cancer-zero.com)。

この度、当日の大会報告書が完成した。本日はその一部をご紹介したい。
世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA大会報告書
 約800名の来場者、関係者を迎え、興奮と感動に包まれながら大盛況のうちに終了!          
 2023年11月3日(金・祝)午後1時より大阪国際会議場5階メインホールにて『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』(https://cancer-zero.com)が開催され、今大会で通算約8,200名の皆様がご来場されました。
 以下は、当日のご報告です。
 オープニングでは、会場のスクリーンに2019年米国サンフランシスコで開催された『2019World Alliance Forum in San Francisco』から始まる感動的な映像が紹介され、その後、大会長 原丈人氏による開会宣言で開幕致しました。
 

 
開会式では岸田文雄内閣総理大臣の代理として大阪国際がんセンター総長の松浦成昭氏が代読。
次に内閣総理大臣補佐官 森昌文氏のビデオメッセージ、そして厚生労働大臣 武見敬三氏の代理として厚生労働省 健康・生活衛生局 がん・疾病対策課長 西嶋康浩氏が代読。
 そして大阪府知事 吉村洋文氏は「世界がん撲滅サミット2023 in OSAKAが今年もここ大阪の地で開催いただけることは本当に光栄です」とご祝辞を述べられました。
大阪府知事 吉村洋文氏
 さらに米国からシカゴ大学プレシジョン医療研究センター長・教授 マークJ.ラテイン氏の祝辞。
シカゴ大学プレシジョン医療研究センター長・教授 マークJ.ラテイン氏
 これに続いて、『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』特別顧問・元厚生労働事務次官 二川一男先生から激励並びにご祝辞をいただきました。そして『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』特別顧問・前内閣官房副長官 杉田和博氏からのご祝辞を大阪府・大阪市特別顧問 和泉洋人氏が代読。
 さらに、ご来賓として園潔氏(公益社団法人関西経済連合会副会長)、福島伸一氏(公立大学法人大阪理事長)、坂口志文氏(大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授)、松浦成昭氏(大阪国際がんセンター総長)、『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』顧問で株式会社エフ・アール・シー・ジャパン代表取締役社長 清水美溥氏のご紹介。その後、戦略講演として、原丈人氏の大会長講演「公益資本主義が医療を変革する2023!」、続いて日本代表講演Iとして東京工業大学物質理工学院応用科学系教授、理化学研究所 開拓研究本部 田中生体機能合成化学研究室 主任研究員 田中克典氏より「世界初! 生体内抗がん剤合成治療とは何か?」についてご講演。

 そして米国代表講演としてシカゴ大学プレシジョン医療研究センター長 マークJ.ラテイン教授は「米国が描くがん撲滅戦略2023」と題してご講演くださいました。
 ラテイン教授は「特にFDA(米国食品医薬品局)には標準量を見直して投与量を最適化するための検証を開始せよ!との圧力が年々高まっている。そしてがん患者に向けて主治医と薬剤の最適化を話し合い、それについて検討したことがあるかを尋ねてほしい。また世界中の規制当局はすべての新しい抗腫瘍薬に対して用量の最適化を求める必要があること。市販薬の低用量の研究に対しては優先度の関係からこれを急ぎ、なおかつ政府機関も研究資金の後押しをするべきである」との見解を示してくださいました。

 次に本サミットの目玉企画であり医師と来場者との真剣勝負ともいえる公開セカンドオピニオンの第1部を実施。様々ながん治療分野のリーダー14人がステージに登壇。ご参加いただいたがん患者やご家族等から熱心な質疑応答が行われました。

 今回は歯科医の上野尚雄医師(国立がんセンター中央病院 歯科医長)の「お口の健康とがん予防について」、また心臓血管外科の市原有起医師(東京女子医科大学 心臓血管外科講師)や診療看護師の荒木田真子氏(東京女子医科大学)が登壇され、総合的な見地からがん予防及び副作用による心不全などの啓発がなされました。これは画期的な試みです。

 司会進行を務めた、代表顧問・提唱者の中見利男氏も、質問者の意を汲んで、担当の先生だけではなく、他の先生のご意見も余すことなく聞き出し、質問者が本当に納得・安心するまで司会を遂行。
 ちなみに前年まで車いすでステージに立っていた中見氏が杖や車椅いす無しで登壇した際、会場はその回復力にどよめきさえ広がっておりました。

 この続きは『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』大会HP(https://cancer-zero.com)に11月17日(金)に全文が掲載されるのでそちらをご覧いただきたい。

 ともあれかくも報告書内にもあるように年々サミットの講演者、公開セカンドオピニオンの登壇者は充実しており、しかも特筆すべきはこれまで車いすでステージに登場した代表顧問の中見利男氏が車いすはおろか杖なしで長時間立ったまま進行したことには驚きの声さえ上がっていたことだろう。
なお来年は第10回大会として『世界がん撲滅サミット2024 in OSAKA~今、大阪から始まる公開セカンドオピニオンの挑戦! 時代は今、がん克服からがん撲滅へ!~』が2024年11月24日(日)大阪国際会議場で開催される。今からその内容が期待される。

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(2023/11/16-13:16)

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