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 子宮の内側を覆う細胞が子宮以外で増殖する「子宮内膜症」。一部の患者では卵巣がんの発症リスクが高まるため、注意が必要だ。

治療中によく歩いた日本庭園「由志園」を散策する女性。「四季の花や行事を毎年楽しめるのは、当たり前ではないと痛感した」と話す(松江市で)

 詳しい発症メカニズムは不明だが、子宮内膜症が卵巣内で発生し、古い血液がたまる「チョコレート 嚢胞のうほう 」がある人は、卵巣がんにつながる可能性がある。卵巣がんは大きく4タイプに分かれるが、内膜症に関係するのは「 明細胞めいさいぼう がん」と「類内膜がん」とされる。

 卵巣がんと乳がんを経験した鳥取県米子市の会社員女性(43)は29歳のとき、数年に1度受けていた婦人科検診で小さいチョコレート嚢胞が見つかり、子宮内膜症と診断された。たまに月経痛がある程度で自覚症状はなかったが、悪化しないよう低用量ピルを定期的に飲んだ。結婚後、30代後半にさしかかり、妊娠を希望して中断するまで続けた。

 37歳で乳がんを発症し、2回目の手術時、鳥取大病院(米子市)に転院。抗がん剤治療を終え、再発予防で乳がんの増殖を抑える薬「タモキシフェン」を服用した。

 この薬は長期服用すると、子宮体がんなどの発症リスクが高まるとの報告があり、定期的な婦人科の受診が望ましいとされる。女性は2020年5月、服用を始めて数か月後の検査で、「卵巣が大きく腫れている」と指摘された。

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