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国保有のパルスオキシメーターを医療機関に無償譲渡する。病院では1院あたり200個、クリニックでは20個までを上限として、厚生労働省の専用サイトから申し込んでほしい—。
申し込み期限は4月26日であるが、申し込み数が国保有上限に達した場合には、そこで受け付けを終了する—。
厚生労働省は3月24日に事務連絡「新型コロナウイルス感染症対応に係るパルスオキシメータの医療機関への無償譲渡について」を示し、こうした考えを明らかにしました(厚労省サイトはこちら)。
新型コロナウイルス感染症の拡大は落ち着いていますが、依然、死者・重症者は比較的高い水準で推移しています。「感染防止策の徹底」と「医療提供体制の確保」が重要テーマであることに変わりはありません。
新型コロナウイルス感染症では「常態が極めて急速に悪化し、重症化する」ケースのあることが分かっており、患者の状態を適時・適切に把握する必要があります。とりわけ呼吸器症状が急速に悪化することが広く認識され、パルスオキシメーターで酸素飽和度(SpO2)を測定し、患者の状態を確認することの重要性が確認されています。
この点、厚労省は地方自治体に対し「パルスオキシメーターの無償譲渡」を実施してきています。例えば病院での療養に比べて医療体制が手薄である「自宅療養」患者にパルスオキシメーターを貸し出し、患者自身・家族、訪問看護師、オンライン診療を担当する医師などが「患者の呼吸器症状」を適切に把握することなどに活用されます。
さらに今般、厚労省は「医療機関に対し、パルスオキシメーターの無償譲渡」を行う考えを明らかにしました。5月8日の5類移行後には「幅広い医療機関での対応」が求められることから、より多くの医療機関でコロナ感染症対応(感染防止対策、医療提供体制の整備など)をとることが必要となります。今般の無償譲渡には「コロナに対応するための医療提供体制整備」の意味もあると考えられます。
まず、無償譲渡の対象となる医療機関は「コロナ感染症に対応する医療機関」とされ、「すでにコロナ患者に対応している」ところはもちろん、「これまでコロナ感染症患者を診ていないが、今後、コロナ患者診療を行う」ところも含まれます。
無償譲渡されるのは「成人用パルスオキシメータ」です。機種は下表のとおりですが、医療機関から「●●の機種が欲しい」との指定はできません。1医療機関あたり、病院では「200個」、診療所では「20個」を上限として無償譲渡されますが、「複数の機種を組み合わせて譲渡される」こともあります(例えばA機種を100個、B機種を100個、合計200個を譲渡するなど)。
無償譲渡を希望する医療機関は、本年(2023年)4月26日までに以下の厚労省サイトから申し込みを行います。ただし「申請期間中であっても、厚労省保有数に達し次第、申請受け付けが終了」するので、無償譲渡を希望する医療機関は「早めの申し込み」が必要です。
●パルスオキシメーターの無償譲渡にかかる申し込みページはこちら
上記のサイトで、▼医療機関名▼配送先の郵便番号、住所▼担当者名▼連絡先(電話番号、メールアドレス)▼希望個数—などを入力し、申し込みを行います。なお「送料負担」もありません。
多数の申し込みがなされると予想されるため、次のような点に留意することが必要です。
▽申し込みは1医療機関あたり原則1回である
▽届け出日の指定はできない(申し込みから3週間以内に宅配便で配送される予定)
▽「配送状況の問い合わせはできない
▽返品・交換はできない
▽破損・初期不良などがある場合には、上記の申し込みサイトから「届いたものに不備があったことによる再申請」として申し込むことで、別のパルスオキシメーターが送付されるが、「申し込み数上限」に達している場合には再送付がなされない
▽パルスオキシメータの使用方法等に関する疑義は、機種毎に添付文書に記載されている製造販売業者へお問い合わせる(厚労省への問い合わせは不可)
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