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松本さん(右)と面談する大腸がん患者の女性(手前)と母(奥)(東京北医療センターで)
「私がいなくなった後、長女はどうなるのか……」
7月下旬、東京北医療センター(東京都北区)で、看護師の松本啓子さん(42)が、大腸がんを患う50歳代の女性の不安に耳を傾けていた。
松本さんは、「緩和ケア」と「家族支援」を担う看護師。いずれの分野も、日本看護協会が認定する専門資格を持つ。
この女性と関わるようになったのは、今年3月末から。女性が、「余命は1年ほど」と告げられたのがきっかけだ。その場で激しく動揺し、涙を流す姿を見た主治医が、松本さんに支援を要請した。
以来、面談を重ねている。女性の悩みは、一緒に暮らす高校生の長女のこと。「進路を考える大事な時期に、悲しい思いをさせたくない」として、余命については伏せた。だが、80歳代の母は、「正直に言うべきだ」と強く主張し、何度も衝突した。
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