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Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 4 | doi : 10.1038/ndigest.2021.210443

原文:Nature (2021-01-21) | doi: 10.1038/d41586-020-03404-z |

Psychedelics re-engineered for potential use in the clinic

Gabriela Manzano-Nieves & Conor Liston

幻覚剤イボガインの類似体が開発された。 この類似体は、動物モデルで依存症とうつ病に対するイボガイン様の治療作用を呈し、 しかも副作用は少なく、合成がはるかに簡単である。

図1 イボガインは低木のイボガ(Tabernanthe iboga)の根と樹皮から抽出される
幻覚剤であるイボガインは、うつと依存症の治療薬として有望視されてきたが、いくつか望ましくない特性がある。Cameronetら5はより安全なイボガインの類似体を開発した。 |

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LAURENT SAZY

1940年代と1950年代に、2つの薬剤リゼルギン酸ジエチルアミド(LSD)とシロシビンに神経活性作用があることが発見されると、幻覚作用を持つ化合物が臨床で役立つかどうかに強い関心が集まった1。しかし、1970年代になると、それらの薬剤の安全性と乱用の可能性に対する懸念が高まり、次第に研究が制限されるようになった。しかしながら過去10年間では、幻覚化合物の治療の可能性に対する関心が再燃してきており、予備的研究結果では、LSD、シロシビン、およびイボガインなどの薬剤が、治療抵抗性うつ病2、心的外傷後ストレス障害3、そして末期がん患者の不安4の治療に役立つ可能性が示されている。このほど、カリフォルニア大学デービス校(米国)のLindsay P. Cameronらが、幻覚作用を持たないイボガイン類似体の合成について、Nature 2021年1月21日号の474ページに報告している5。この化合物は依存症とうつ病の治療に使える可能性がある。

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