先日、私の配偶者の三回忌を迎えました。
この2年間は、とてつもなく長い時間だったような、あっという間の短い時間だったような、何とも言えない日々を過ごして来ました。
思い返してみると、2年前、配偶者が他界した直後の、春という季節は、私の目には、桜も新緑も、それはそれはとても鮮やかに映り、眩しすぎて辛いほどでした。
眩しさのせいにして目に涙を溜め、必死に堪えようとしても、とめどなく溢れる涙が、花粉症のために付けていたマスクの下の頬を伝って流れたことを、つい昨日のことのように思い出します。
春という季節は、別れの季節でもあり、出会いの季節でもあります。
卒業などの一区切りの季節でもあり、入学などの新たな始まりの季節でもあります。
季節が巡って来る度に、あの時の痛いような辛い気持ちを思い出し、今年もまたその季節がやって来たんだな…と感じます。
しかし、2年前の春を生きるのではなく、今の春を直視して、今を生きて一歩踏み出さねばと気持ちを新たにしているところです。
2年という時を経て、私の配偶者と同じように、心身ともに辛い中、必死に生きておられる方々や、私と同じように辛い現実と向き合い、日々過ごしている方々の助けになりたいと強く思い、このサイトを開設します。