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森まどかさん
医療ジャーナリスト。日本医学ジャーナリスト協会正会員。医療専門放送局キャスターを経て独立。くらしにおける医療課題等を取材しメディア出演や執筆で発信
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20代後半から増える子宮頸がん
“自分ごと”としての対策が大切!
日本では年間約100万人が新たに診断される「がん」。“国民病”とも言われていますが、「私にはまだ早い」「健康だから大丈夫」と思っていませんか?そんな思い込みが発見を遅らせてしまうかも。今回はハタチを過ぎたら気をつけたい「子宮頸がん」のお話です。
子宮頸がんは、主に性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因となり、子宮の入口付近にできるがんです。20代後半から急に増え、30代40代が多く、働く世代や子育て世代こそ気をつけなければなりません。
初期段階で見つければ治療の選択肢もあり“治る”がんですが、一方で初期には症状がなく自分で気づくことは難しいといえます。進行する前の早いうちに発見するにはどうしたらいいでしょうか?
それを可能にするのが、定期的に受ける「子宮頸がん検診」。ブラシが付いた細い器具で子宮の入口付近を擦って細胞を採り、異常な細胞がないか顕微鏡で調べる検査です。「住んでいる市区町村からお知らせが届いた!」という人も多いのではないでしょうか。20歳以上、2年に1回の検診が推奨され、ほとんどの市区町村で検診費用の補助があり、数百円から千円程度、あるいは無料で受けられます。
せっかくの早期発見のチャンスですが、日本での子宮頸がん検診受診率は43.7%*。70%を超えているアメリカ、イギリス、ドイツなどと比較すると低いのが現状です。子宮頸がんから自分を守るために、“働く世代の自分ごと”として検診を受けに行きましょう。
*出典: 国民生活基礎調査による推計値 2019年
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