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がんの早期発見の研究を続ける福山隆さん(本人提供)

がんの早期発見の研究を続ける福山隆さん(本人提供)

 北里大学メディカルセンター(埼玉県北本市)上級研究員の福山隆さん(42)が、血液からがんの予兆を調べる検査キットの開発を目指している。次世代医療などを研究する企業・団体が集まる「湘南ヘルスイノベーションパーク」(神奈川県藤沢市)のネットワークを活用し、2025年度までの実用化を目標に掲げる。 (吉岡潤)

 福山さんは06年、がんになると体内に現れるタンパク質「KK―LC―1」を発見した。18年には、このタンパク質ががんになる直前から出ることを突き止めた。血液から検出できることから、がんの早期発見に活用しようと血液中の量を高い精度で測定するキットの開発を考えた。

 キットの対象は、「前がん」と呼ばれるがんになる前の状態でKK―LC―1が検出されることが分かった胃がん、乳がん、子宮けいがん。

 大学時代、祖母が胃がんで胃を全摘手術し、幸い再発や転移はなかったが、以前の元気な生活には戻れなかった。「もっと早く見つかっていれば違った治療ができたのでは」という思いが、がんを研究するきっかけになったという。「最終的にはがんの予防ワクチンを開発したい」と語る。

 「前がん診断」の研究内容を知ってもらいながら資金調達しようと、23日までクラウドファンディングを実施している。

 キット開発のための目標額570万円は達成したが、「他のがんも予知できるようにして」と望むがん経験者の声に押され、胃がん、乳がん、子宮頸がん以外でもKK―LC―1の現れ方を検証するため、1095万円を新たな目標に設定している。詳しくはクラウドファンディングサービス「READYFOR(レディーフォー)」のウェブサイトで。

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