遺族サロンとは

● 大切な方を亡くした経験のある方

● 終末期を迎え、大切な時間を過ごされている方

の実際の体験談や思いなどに纏わる投稿を、
どなたからでも受け付け、共有することで、
来たる旅立ちの時に際し、ご本人・ご家族・ご遺族に
参考にして頂く、あるいは
乗り越える力にして頂くことを目的としたサイトです。

運営者について

私の配偶者は、数年前に若くして、突如ガンの告知と同時に余命宣告があり、打つ手もなく、
宣告通りの余命を全うし、あっという間に旅立ち、その後、残された家族とともに
配偶者の居なくなった人生をゆっくりな足取りではありますが、
一歩一歩歩んでいる、とある個人が私費で運営しているサイトです。

サイトに対する思い

昨今、

 

●ガンに関する情報
●AYA世代に関する情報
●緩和ケア・ホスピスに関する情報
●尊厳死・安楽死に関する情報

など、

【病気】【治療】【死生観】に関する数多の情報が溢れ、
それらに纏わるサイトが多数存在しています。

しかし、いざ終末期を迎え、
死期が目前に差し迫った時、
旅立つご本人・看取るご家族・残るご遺族は、
それぞれの立場で、その時々において

●判断しなければならないこと
●準備すべきこと
●これから乗り越えなければならないこと

様々な事象が起こりますが、
これらを包括的かつ具体的にサポートするサイトを
残念ながら、私は存じ上げません。

私は、ガンという病気で、
配偶者を若くして亡くしましたが、
どのようなご病気・事故で、
何歳の時点で、配偶者・ご家族が旅立とうとも、
残された人達は、遺族という境遇に変わりはなく、
途方もなく長く感じられる残りの年月を、
その後、生きて行かねばなりません。

そのような中で、残される子供の教育や進学・自分の仕事・親の介護・自分の老後など、

やらなければならない・乗り越えなければならない数多の出来事と、先が見えない不安と、大きな喪失感に苛まれ、ご遺族が自死行為に至ったり、無気力・抑鬱状態に陥り、精神疾患を発症することも、稀ではないようです。

行く手が際限のない暗闇のように感じる中、
同じような境遇のご家族・ご遺族がいると思えば、頑張れる方もいるかもしれません。
あるいは、自分より大変な境遇の
ご家族・ご遺族がいるのだと知れば、
まだまだ自分も頑張れると思える方がいるかもしれません。

また、終末期をお過ごしのご本人におかれましては、残りの大切な時間に何をしておけば良いのかという苦悩や、やっておかなければならないことへの焦り、残したくて家族を残して逝くわけではない辛い無念の思い、
残す家族に託しておきたい切実なこと、

様々な思いが去来していることと思います。

そのように、

 

●終末期を迎え、大切な時間を過ごされている方
●大切な方を亡くした経験のある方
に対して、

この遺族サロンというサイトおよび
若くして旅立った配偶者を持つ私の思いや経験が、
皆様が残りの人生を、前向きに生きて行くための
一助になればと、切実に願っております。

皆様それぞれ懸命に歩む人生が、
意義ある、かけがえのないものと確信しております。

私の配偶者も、最後の最期までそうでしたが、
一つ一つを丁寧に、
一瞬一瞬を大切に、
一歩一歩を着実に。
そんな人生を、私も引き続き歩んで参りたいと思います。

最後になりましたが、

終末期をお過ごしのご本人・ご家族のご心痛は、如何ばかりかと察するに余りあり、心よりお察し申し上げます。

そして、

大切なご家族が旅立たれたご遺族の皆様、謹んでお悔やみ申し上げますと共に、心からご冥福をお祈り致します。