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2021年06月30日 15:57
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国立がん研究センターは本日(6月30日)、進行固形がんを対象とした日本初の産学連携がんゲノムスクリーニングプロジェクト「SCRUM-Japan(Cancer Genome Screening Project for Individualized Medicine in Japan)」の第四期の研究を2021年6月より開始したと発表した。
SCRUM-Japanは2015年2月の設立から6年間で2万例を超える進行固形がん患者が研究に参加し、世界最大規模のゲノムスクリーニング基盤となった。また、進行固形がん患者の遺伝子解析結果や治療経過を含むデータを、セキュアな環境のもとで全国の医療機関と製薬企業で共有し、これまで11剤の新薬(13適応)と7種類の体外診断薬の薬事承認をサポートしたという。
第四期では、東アジアの新薬開発につなげることを目的とした「LC-SCRUM-Asia」と、リキッドバイオプシーと腸内細菌叢解析を行う「MONSTAR-SCREEN」の検討をさらに進める。
LC-SCRUM-Asiaでは、2019年3月から日本と台湾で展開してきた肺がんの国際的スクリーニング基盤にタイやマレーシアなどの東南アジア諸国も参画。アジアの国際競争力を高め、標的遺伝子を対象とした治療薬および診断薬開発を推進し、東アジアの個別化医療の実現を目指す。
MONSTAR-SCREENは新たに「MONSTAR-SCREEN-2」として、DNAによる遺伝子異常の評価のみならず、RNAやタンパク質発現などを含めたマルチオミクス解析による分子プロファイリングを行うことで、がんの本態解明とそれによる新しい治療開発を推進していくことを目指すという。
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