[ad_1]
全国のがん患者・家族らが一堂に会し、患者が望むがん医療の実現を訴える「第1回がん患者大集会」が2005年5月28日、NHK大阪ホールで開かれました。この大集会の支持母体として同年9月、「がん患者団体支援機構」が設立されました。「変えよう日本のがん医療、手をつなごう患者と家族たち」をメインテーマに、これまでに17回開催されました。

昨年11月に開かれた第17回がん患者大集会シンポジウムは、広島大学の広仁会館からオンラインでも配信された
がん患者・家族らが集う「がん患者大集会」
第1回がん患者大集会を開催した当時は、がん情報やがん治療専門医の不足、地域や施設の格差、緩和医療への対応の遅れなど、様々な問題が山積していました。以後も、東京、大阪、広島、神戸、秋田などを会場に毎年開催し、これら、がん医療の問題点に取り組んでいます。
大集会では医療関係者による講演、シンポジウムなどを開きました。また、患者からの提言をまとめて、厚生労働省や日本医師会などにアピール文を提出するなどの活動も行いました。
昨年の「第17回がん患者大集会」では、「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)~人生のしめくくり方を考える~」について討議。ACPとは、今後の治療やケアの希望について、本人や家族、医療職、介護職らが話し合うプロセスのことで、本人の意思が変わることを認め、話し合いは繰り返し行われます。これらの詳しい内容については、当機構のホームページに掲載していますので、そちらをご覧ください。
がん患者、家族への相談事業

毎年開催しているピアサポーター養成講座(2019年6月)。今年はオンライン開催する
2007年から、東京の都立駒込病院と武蔵野赤十字病院で、ピアサポーターによる相談(面談・電話)を始めました。現在は、世田谷区保健センター、横浜市立大学付属病院、東京医科歯科大学付属病院でもピアサポート相談やがん患者サロンを開催しています。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、残念ながら、都立駒込病院、武蔵野赤十字病院でのピアサポート相談と患者サロンを当面中止にするなどの措置を取っています。
また、がん患者団体支援機構「ピア電話相談」も受けて付けています。月、木曜(祝日は休み)の午前11時~午後2時。電話番号は080・4112・4077です。がん患者、家族の皆さん、どうぞお電話をお願いします。
当機構ではピアサポーター養成講座も毎年開催しています。2022年度は6月12日~7月10日の毎日曜日(全5日間)にオンラインで開きます。講座の内容は「ピアサポートとは、がんの基礎知識・全般」「乳がん、胃がん、傾聴の基礎知識」「肺がんの基礎知識、がん患者のこころ」「大腸がん、肝臓・胆のう・ 膵臓 がんの基礎知識」「緩和ケア、在宅医療の基礎知識、コンプライアンス」の構成で、各専門医の皆様に講義を担当していただいています。養成講座修了後は実地訓練を経て、各地でピアサポーターとして活躍されています。当機構のピアサポーター登録者は現在31人で、上記の病院・施設でピアサポート活動をしています。
提言と政策立案への参画
これまで、がん対策基本法やがん対策推進基本計画などに関連して厚労省などに意見書を提出したり、がん患者大集会の際に患者さんの意見・要望を集約してアピール文を公表したりしました。がん医療に対する提言・政策立案などを進めています。
YouTubeを利用した「キャンプスステーション(インターネットテレビ)」を開設しました。当機構に属する患者会の紹介やがん患者大集会のお知らせ、講演会の内容を皆様にお伝えしています。ホームページに過去の放送なども掲載していますので、ぜひ、こちらもご覧ください。
特定非営利活動法人 がん患者団体支援機構
第1回がん患者大集会が2005年5月28日、大阪で開催された。同年9月、機構設立(初代理事長・三浦捷一氏)。第2回がん患者大集会(2代目理事長・俵萌子氏)が06年に東京で開催。第3回がん患者大集会は07年に広島で開催。3代目理事長の鳥越俊太郎氏を経て、11年から浜中和子氏が理事長を務める。その後もがん医療の推進のために活動を続ける。
ホームページ https://canps.jp/
【東京事務所】
電話 03-5787-6411 ファクス 03-5787-6420
メール info@canps.jp
【尾道事務所】
〒722-0022 広島県尾道市栗原町5901-1 浜中皮ふ科クリニック内
電話 0848-24-2413 ファクス 0848-24-2423
メール hmnkk@do8.enjoy.ne.jp
このコーナーでは、公益財団法人 正力厚生会が助成してきたがん患者団体の活動を、リレー形式でお伝えします。
[ad_2]
Source link