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「30時間の “ハメ撮り” が素材です」身長112cm・末期ガンの障がい者がすべてをさらす異色映画【プロデューサーが語る秘話】

映画『愛について語るときにイケダの語ること』より

 

「60時間の動画素材があるのですが、そのうちの半分はハメ撮りですよ」

 

 こう語るのは、ドラマ『相棒』などを手がける脚本家で、映画『愛について語るときにイケダの語ること』のプロデューサー・真野勝成氏だ。

 

 映画の主演と監督を務めるのは、池田英彦氏。四肢軟骨無形成症で、身長は112cm。ステージ4のスキルス性胃ガンを宣告されたことを機に、池田氏は生きているうちにできるだけセックスし、ハメ撮りをすることを決意した。

 

 

 池田氏は2015年、41歳で逝去。その後、真野氏がその動画を編集し、映画として完成させた。

 

 この異色のドキュメンタリー映画が話題を呼んでいる。

 

「最初は渋谷のアップリンクで公開しました。50人程度のお客さんでしたが、話題になり評判もいいとのことで、6週間上映したんです。ミニシアターとしてはヒットしたと思います。

 

 その後、地方を周り、現在は下北沢の劇場で上映しています。英語字幕も準備できたので、海外の短編映画祭に出展したいと思っています」

 

 真野氏と池田氏は20年来の友人だった。

 

「ある日、池田に呼び出され、『ガンになっちゃって、治療しなければ2カ月で死ぬ』と言われたんです。抗ガン治療をしたので実際に余命2カ月というわけではなかったんですけど、かなり早い時期に死ぬ可能性が出てきた。

 

 それで、彼は今までやれなかったことをやりたいと言いだした。最初に彼に付き合ってくれとお願いされたのが、ハプニングバーでした。

 

 今までずっと気になっていたらしいのですが、死んじゃうかもしれないから、これを機に行きたい。だけど、1人で行くのは怖い。でも僕なら付き合ってくれるんじゃないかと考えたそうです。

 

 池田は、ハプニングバーにはアヴァンギャルドなセックスが好きな女の人がいっぱいいて、体の小さい自分はレアだから、『こんなやつとセックスできるチャンスはないぞ』と、超食いつかれると思っていたようです。でも、実際にはそんなことなくて(笑)」

 

 最初はアダルトビデオを撮影するつもりでハメ撮りしたという。

 

「池田はAVが好きだったので、『自分でAVを撮りたい』と言って、鶯谷のラブホテルで撮影したのが最初でした。撮影を終えた池田と一緒にご飯を食べたんですが、そのときにこのハメ撮りを軸に映画を作れるんじゃないか、と話しました」

 

 映画を公開する条件は、池田氏が亡くなってからというもの。

 

「彼は当時まだ生き残るつもりがあったわけですよ。だから『もし生き残ったら映画はお蔵入りね』と言っていました。彼は死んだら “無” という考えなので、死後はどんな恥ずかしいものが出ても構わないから、死んだらきちんと形にして公開してほしいとのことでした」

 

 約2年にわたって撮影が続いた。

 

「登場する女性は15~16人くらいです。カメラを回していない場合も含めたら相当の女性を抱いていると思いますよ。ただ、相手の女性がどういう方なのかはわからなくて。

 

 おそらく風俗店に勤務する方だったり、出会い系で知り合った女性だったりするようです。いずれにせよ、きちんとお金を渡して、事前に内容を説明して、同意の上で撮影していました。

 

 もともと池田と僕は、セックスやハメ撮りを中心にした映画を考えていたんです。

 

 でも、結果的には僕と池田がカメラの前で『愛とは何ぞや』を語っている。それで、愛について語るというタイトルを考え、レイモンド ・カーヴァーの小説『愛について語るときに我々の語ること』から採ることにしました。

 

 この映画を観た人のなかには、生前、池田と何の面識もなかったのに、『池田、池田!』と、彼のことをすごく応援してくれるようになった人がたくさんいるんです。これからも応援してもらい、少しでも多くの人に観てほしいですね」

 

 死にゆく自分の姿をすべてさらけ出した本作品が与える衝撃は、まだまだ広がりそうだ。

 

( SmartFLASH
)



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