[ad_1]
「目を閉じて、意識を自分の呼吸に向けます」「足の裏で、地面を感じます」「今日なすべきことに、意識を集中します」
午前8時半、福井赤十字病院(福井市)緩和ケア病棟のナースステーション。その日のリーダーの声かけで、各自が自分の呼吸や体に意識を集中する。日勤の看護師が毎朝数分行う日課「朝の GRACE 」だ。
同病院の緩和ケア病棟は2015年に開設された。看護師は、末期がん患者と家族の苦しい思いに寄り添い、 看取 りに立ち会う頻度は急性期病棟より多い。勤務が終わると疲れ果て、「つらい」とこぼす看護師が少なくなかった。
そこで当時の看護師長、堀口朋美さんが、リフレッシュ目的のヨガを看護師に教えていた同病院非常勤医師(外科)の齊藤素子さんに相談。提案されたのが、齊藤さんが研修を受けたばかりのGRACEだった。
米国で開発された医療者の燃え尽き防止プログラムで、「今、ここ」に意識を向ける「マインドフルネス」と「コンパッション(思いやり)」がベースにある。緩和ケア病棟ではこれを簡略化し、16年から朝のGRACEを始めた。
読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
読売新聞販売店から届いた招待状をご用意ください。
一般会員向け有料サービスは2020年1月31日をもって終了いたしました。このため、一般会員向け有料登録の受け付けを停止しております。
[ad_2]
Source link