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 2023年、新型コロナウイルスの感染法上の分類がこれまでの結核、SARSなどと同じ2類から季節性インフルエンザと同等の5類に引き下げられるようです。重症化リスク、感染力などが考慮されてのことですが、これまでと異なって、自治体からの就業制限などはなくなり、医療費も自己負担が発生するようになります。煩わしかったマスクの着用も緩和されそうです。逆に言うと、感染を防ぐ主役は、社会から個人に変わるということ。これまで以上に心と体を引き締め、栄養もしっかり取ってウイルスをはね返すぐらいの毎日を送るべきです。

 だからといって食べ過ぎて肥満になれば、高血圧症、高脂血症、糖尿病の引き金を引くことになりかねず、将来の認知機能にも悪影響を及ぼします。前回、前々回と認知症予防について最新のデータをもとに解説してきましたが、今回はこのコラムのテーマ通り、予防について考えてみたいと思います。

長寿社会の宿命だとしても…

世界が認めた認知症リスクの「9+3」――97歳女性が毎日の生活で教えてくれること

 認知症の有病率は90歳を過ぎると60%を超え、さらに95歳を過ぎると80%に達します。この病気は長寿社会とコインの表裏、いわば宿命的でもあるのですが、90歳を過ぎても、認知症にならない人は40%もいるのです。

 K・Tさんは1925年(大正14年)生まれ、現在97歳になる女性です。現在も心身ともにお元気で、認知症からは程遠い日々を送られています。2022年11月に受けた認知症の検査「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」では30点満点中30点でした。20点以下で認知症の疑いが高いとされますが、K・Tさんのスコアは満点なので、認知症どころか、老化による認知障害もほとんどなさそうです。

 現在は長男夫婦、お孫さんと一緒に暮らしており、毎朝、洗顔後にしっかりとお化粧をします。新聞を音読する日課の後、畑での野菜作り、草取りを1、2時間はしっかりこなしています。家族と一緒に買い物に出向き、自分のものは自分で支払いをします。月に1、2度、お孫さんと一緒に出かけるのが何よりも楽しみで、人と会うときには、女性らしいおしゃれをします。もちろん、入浴は誰の手も借りずに一人で大丈夫。浴槽の掃除だけは、お嫁さんに頼んでやってもらっているそうです。

 まさに「人生100年時代」を体現していますね。人間にとって、「幸せの形」はそれぞれですが、誰もが「長生きできたら、こんな風に生活したい」と思うような、すてきなお婆ちゃんです。

 元気の秘密、ぜひ教えてもらいましょう。

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