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がん研究とスポーツをつなぐ!
 

運動によりがん細胞を抑制する物質が存在することを実証。
この物質の正体を特定したい!


本研究は「運動によるがん抑制効果はどのようなメカニズムで起きるのか?」を明らかにし、がん治療に応用することを目指します。

「適度な運動は健康の維持に良い!」
これはみなさまも漠然と認識していることと思います。

  • 運動をすると内臓脂肪が減少する
  • 気持ちが明るくなって免疫機能が活発化する
  • 血液の循環が良くなる

こうした現象が起こることは間違いありません。

しかし、もっと深掘りし、
「このような現象が起こるときに、どのようなものが健康の維持に役立っているか?」と「生体内の分子レベル」で考えるとどうでしょうか?このあたりのことは未だに不明なことが多いのです。

これを明らかにすることは将来的に創薬にも繋がります。

私たち研究者は科学研究費助成事業などの競争的研究資金に応募し、学術分野の目線で審査され、採択されることによって研究資金を得て実施します。しかし、この資金調達の過程には応募から運用開始までに一年を要します。

がんに苦しむ方々のためには、一刻もはやく研究を進める必要があると強く感じています。フットワークの軽さが大事な点はスポーツと同じです。そこで、クラウドファンディングによって研究を実施し私たちの研究を皆様に見守っていただきたいと考えました。

クラウドファンディングによってご支援をいただき、これらの解析に必要な物資の購入費用等に充てさせていただきます。まずは、肝がんを対象に解析を行い、成功すれば、その他のがんに対しても解析対象を広げる予定です。

クラウドファンディングにより、皆様の共感を得た上で研究を行うことは本学においては初の試みです。難しいと思われがちな医学研究の内容についても、できる限りわかりやすい形にし、ご支援をしていただいた方々と情報共有しながら進めます。ぜひ、皆様からのご支援で、私たちの研究への後押しをお願いいたします。

 

旭川医科大学
田中 宏樹

 

 

研究をより多くの方に

知っていただくことで、

一人でも多くのがん予防に繋げたい

 ページをご覧いただきありがとうございます。
旭川医科大学 病理学講座 腫瘍病理分野の田中宏樹と申します。https://researchmap.jp/read0207177

北海道の「丘のまち」で有名な美瑛町で生まれ育ちました。小さな頃から生き物が大好きで、知りたいことは「いますぐ」でなければ気がすまなかった性格で、部屋には図鑑だらけでした。

 

春の美瑛の丘
青い池
夏の美瑛町

 

休日は、ロードバイクで北海道の広い大地を走り回ります。ときどき、ペダルを回しながら、「いま自分の体の中では何が起きているか?」と考えを巡らせることもあります。

 

 

スポーツ観戦が熱狂、感動を呼ぶように、研究者も皆様の心を動かすことが出来れば、難しいことでも伝わることが多いはず。

伝えることができれば、次世代を担う若者がたくさん育つはず。

研究の世界でもスポーツの世界でも、若者がのびのびと育つ環境は大切です。

 

そのような思いから、米国、ルイジアナ州立大学での留学中は地元高校生を対象とした研究者育成プログラムに参加し、研究指導もしてきました。また、帰国後も小中高校生向けのサイエンスイベントなどで、私たちの研究活動の一部をわかりやすい言葉で紹介する活動も行っております。

 

ルイジアナ州立大学での研究指導

 

 

旭川市内で行われたサイエンスイベントの様子

 

現在、日本のがんの統計では、一生のうちに2人に1人が「がん」と診断されると言われております*1)

私たち研究者は、主に、学会や学術誌を研究成果を報告する舞台として、様々な議論を重ねてがん医療を発展させてきました。

しかし、 

多くの人々が直面する病気であるならば、学術に関連する人々とのみならず、もっと幅広く情報をシェアし、皆様方にその研究過程を見ていただき、共感を得た上で研究をすすめるべきなのでは?

そのような思いから、本クラウドファンディングを企画しました。情報をわかりやすい形にしてシェアすることで皆様自身でがんを予防するための良いきっかけにもなるでしょう。これは長い目で見ると、国民全体の医療費の節約にもつながるかもしれません。

そこで、がんと運動という日々の生活に密着したキーワードを含む研究を計画いたしました。
 

▼研究内容についての簡単な説明動画です!

 

 

 

これまでにわかってきたこと

運動は、がんの「進行抑制」と「予防」に効果を示す

 

がんの治療法は確実に進歩しておりますが、その病態は非常に複雑で、さらなる治療法の開発が求められております。

 

本研究で着目する肝がんについて日本の統計を見てみると、2019年に日本全国で肝臓のがん(肝細胞および肝内胆管のがん)と診断されたのは、37,296人です*2)

 

肝臓は本来の機能として解毒作用を持っていることから、肝臓にできてしまった肝がんには、薬物を作用させることが難しく、抗がん剤による治療が難しいがんであると位置づけられております。

一方、日本人およそ10万人を追跡した研究では、大腸がん、肝がん、膵がんにおいて運動によるがん発生のリスク低下が示されております。(Inoue M. et al. Am J Epidemiol 2008;168:391–403 )
国際的な調査では、その他のがんについてもがん発症リスクの低下が示されております。

また、肝がんの治療において、リハビリテーションを加えると治療効果が増すことも報告されております。 (Hashida R. et al. Oncology Letters 2020;19:2355-2367)

しかし、これらの報告のように、統計学的には間違いなく運動ががんを抑制することが明らかですが、なぜ運動によりこのような効果が現れるのか、分子レベルでの詳細は明らかにされておりません。

Inoue M. et al. Am J Epidemiol 2008;168:391–403 より抜粋

このことは、がん患者様は運動することでがん進行の抑制につながることと
日頃から運動量の多い方は発がんしにくい。という

「進行抑制」と「予防」の両側面に効果があることを示しています。

 

運動によりがん細胞を抑制する物質が存在することを実証。
この物質の正体を特定したい!

 

 

がん細胞を抑制する「物質」を発見

 

私達は、「運動することによって、我々の体の中をめぐる血液の中にがん細胞の増殖を抑制する物質が増加するのではないか?」と仮説を立てました。

そして、これを実証するために実験用ラットに対して、30分間かけて450mを走らせる運動負荷を週5日間、2週間繰り返し与えました。これは、ヒトに置き換えて考えると、軽いジョギングをする程度の運動量であり、激しい筋力トレーニングを行うほどのものではありません。

運動したラットから血液を採取し、培養肝がん細胞の培養液に加えて培養すると、肝がん細胞の増殖が抑制される現象を発見しました。このことは、運動することにより、筋肉から、がん細胞の増殖を抑える物質が血液中に放出されることを示唆しております。

 

物質の正体を特定し、
新たな治療薬開発につなげたい!

 

私達は考えました。

「運動により増えてきた、この血液中の物質が何ものであるか特定したい!」と。

もし、この物質がヒトが運動したときにでも同様に血液中に増えてくるようなものであり、がん細胞の増殖を抑制するものだとしたらどうでしょうか?

 

私達はそれを将来的には人工的に合成したものが、新たながんの治療薬となりうると考えております。

 

肝がんの新しい治療薬開発に向けた
基礎研究を加速するために

 

私達は、これまでにも肝がんや脂肪性肝疾患の病態を解き明かしたり、新たな治療法を考案する活動を行ってきました。(Tanaka H. et al.  Int J Cancer. 2022 May 15;150(10):1640-1653., Tanaka H. et al. Cancer Sci. 2019 Sep;110(9):2748-2759., 特許出願: 田中宏樹 JP2017030941 2017年8月29日)

こうした経験で培ってきた分子生物学、病理組織学的な解析を駆使し、この物質がどのようなものであるかを明らかにし、創薬化を目指す基礎医学研究を行います。

具体的には、運動をしたラットから血液、筋肉を試料として採取し、プロテオーム解析やRNAシークエンシングという技術を用いて、血中に分泌されたタンパク質や筋肉で活性化している遺伝子を網羅的に探索し、がん細胞の増殖を抑えた分子を探し出します。

その分子を同定した後に、それを人工的に合成し、動物の肝がんモデルに投与して治療効果を解析します。

 

・プロジェクトの目的
 運動によって血中に誘導されるがんを抑制する物質を特定し、その物質を活用した創薬に繋げていくこと

 

・目標金額

 400万円(READYFORへの手数料含む)

 

・資金使途

 動物実験、解析のための物資購入

 

・研究実施期間

 2023年9月〜2025年3月までを予定しております

 

多くの研究者は科学研究費助成事業などの公的な研究費や、民間団体の研究助成金等の競争的研究資金に応募し、それらは学術分野の目線で審査され、採択されることによって研究資金を得て実施します。

もちろん、それは大切なことであり、私たちもそのような資金で研究活動を行っております。

一方で、国民の多くが直面する疾患に関する研究であれば、より多くの皆様方の目線で見ていただき、共感していただける研究を展開したいと思っております。

また、様々な社会情勢による物価の高騰化は多くの研究者の活動にも影響を及ぼしております。私達のプロジェクトもこれまでの研究助成金だけではどうしても目標を達成することが困難です。

研究助成金の多くは募集時期が年に1度応募後に審査、採択され、助成金の入金手続きが終わって、ようやく運用開始となります。つまり、研究が開始できるのは応募してから1年後です。

一刻も早く研究を進めることは、がんに苦しむ方の命を一人でも多く救うことにつながると考えております。

すなわち、思いついたらすぐ行動に出るフットワークの軽さ、それを支える研究資金が必要不可欠です。

そこで皆様にお願いがあります。物価高騰が皆様の生活にも負荷をかけていることは承知のうえです。しかし、こういうときこそ明るい希望を持てる話題を私たちが提供できればと思っております。

皆様にお力を添えていただき、一緒に研究活動を行うつもりで本プロジェクトを進めたいと思っております。クラウドファンディングによるご支援は、がん細胞を抑制する物質の解析に必要な物資の購入費用等に充てさせていただきます。まずは、肝がんを対象に解析を行い、成功すれば、その他のがんに対しても解析対象を広げます。


初期設定の目標金額400万円を超えご支援いただいた場合には、以下のように第2目標、第3目標を設け、最終的なゴールである新たな治療薬開発に向けた研究を実行していきたいと考えております。


 

 

※今後の開発状況に応じて、研究計画および資金使途は変更される可能性がございます。また、各段階においては、必要な申請等を適切に行い、承認を得た上で進めてまいります。研究計画に大きな変更が生じる場合などは、新着情報などを利用してお知らせいたします。


 

プロジェクトの展望 

  〜未来へ繋ぐべきもの〜

早期のがん患者が軽い運動を繰り返すことは、がんの進行を抑えることに役立つことは証明されております。しかし、進行したがん患者にとっては、運動をすることが困難となってしまうことが多いでしょう。

そのような患者に対して、運動をしたときと同じような効果を発揮する物質を薬として投与する治療法の開発に繋がることを期待しております。

言い換えると、「私たちの体は、運動するとがん細胞の増殖を抑制する何らかの物質を自ら作り出す能力があると考えられるので、その正体を明らかにして創薬化に発展させるということです。


 

下の写真は恩師とその知人の先生方と一緒にスキー場で撮ったものです。私よりもかなり人生の大先輩という年齢ではありますが、毎年、華麗な滑りを見せていただいております。

 

このような大先輩たちの元気な姿を見て本研究のアイデアに辿り着きました。

「運動が健康に大事!」一目瞭然ですね。

 

 

この先生方が現役で活躍した時代と研究の手法は大きく変わりました。

 

しかし、伝わるもの、そして、伝えるべき研究の根幹にあるものは変わりません。

 

皆様に見守っていただき、次の世代に確実に繋ぎます。

そして、新たながん治療法の開発の未来を皆様と共につくっていきたいと考えております。

 

ご支援のほど、宜しくお願いいたします。

 

 

 

プロジェクトを応援いただいています!

 

 

 

旭川医科大学 学長

西川  祐司  様

 

田中助教は私の元同僚で、現在も一緒に肝臓の研究を進めています。彼はきわめてアクティブで、創意工夫に満ちており、今回の新しいテーマの研究でもきっと重要な成果を上げてくれると信じています。どうかご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 


 

 

旭川医科大学病院  総合診療部  部長

野津  司  先生

 

田中先生とは,大学の実験室でお互いの研究について、夢を語り合う仲間です。
私は医師・大学教員ですが、現在も陸上競技を現役で続けている自称・アスリートで、毎日30Km以上のランニングを継続しています。

運動の有用性は自ら自覚するところですが、それを科学的に証明する今回のプロジェクトは極めて有用で、大きな成果が期待できると考えます。

皆様、どうかご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 

 


 

 

近畿大学  医学部  微生物学講座   教授

角田  郁生  先生

 

田中先生とはルイジアナ州立大学において一緒に研究をしておりました。

田中先生らしく、明るく、人に優しいプロジェクトです。がん患者様にはもちろん、その家族の皆様にも明るい希望をもたらす成果が得られると期待してます。

また、ページを御覧の皆様、ぜひ、ご協力お願いします。

 


 

 

行政書士喜多事務所  所長 

喜多(小山)朱美  様

 

前職では田中先生と同じ旭川医科大学にて勤務し、一時は同じ研究室で働かせて頂きました。この研究が進むことで、がん患者様の救いとなることは勿論、運動がもたらす健康の科学的根拠が一般認知され、健康で豊かな生活を送れる方が増えることを願います。どうかご協力の程、よろしくお願い致します。

 

 


 

\ スポーツの世界から /

旭川市出身、スノーボードアルペン選手

竹内 智香 様(広島ガス)

 

 

スポーツをする中で多くのトレーナーと出会い”運動の価値の高さ”について多くのことに気づかされる日々です。
それは歳を重ねれば重ねるほど、強くなる一方です。
私が通うトレーニングジムには
”Exercise is medicine”- 運動は万能薬 -と大きく書かれています。
私たちアスリートは”より良いパフォーマンス”のために日々トレーニングを継続していますが、多くの方達がより高いライフパフォーマンスに繋がるように”運動”に関心を寄せる人たちが増え、豊かな社会に繋がることを願います。

 


 

 

ご支援にあたっての注意事項

 

● 本プロジェクトでは、運動がもたらすがん細胞の抑制効果に着眼し、肝がんの予防や治療効果を高めることを目指す研究を進めてまいりますが、必ずしも想定した結果が得られるとは限りません。

 

● 解析及び分析結果次第では、途中でスケジュールや研究計画を大きく変更する可能性があります。その場合でも、本研究のゴールに近づくために、ご支援を大切に活用して継続します。

 

●第一目標達成後のご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

 

●本クラウドファンディングでのご支援は、寄付金控除の対象ではございません。あらかじめご了承ください。

 

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、新着情報やSNSなどでご紹介させていただく場合があります。

 

●なお、ご支援後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されませんのでご注意ください(個別にご連絡いただかない限り、原則としてお申込み時にご入力いただいた宛名と住所にお礼のお手紙をお送りさせていただくことになります)。

 

 

 

*1 国立研究開発法人国立がん研究センター『最新がん統計』
 (https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

*2 国立研究開発法人国立がん研究センター『全国がん登録罹患データ 肝臓』

 (https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/8_liver.html

 

 

 

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