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いよいよ7回目のクラウドファンディング挑戦が始まります!

今回、クラウドファンディング期間中に対面で皆さんとお会いできるようなラン・イベント企画や「クラファン応援!~走って、歩いて応援しよう~」と題した参加方法も設けました。

ラオスで訪問看護を必要とする子どもたちの現状を、このプロジェクトを通して多くの方に知っていただき、応援していただけたら嬉しいです。

 

プロジェクト開始日の本日、今この時、駒沢公園で参加者の皆さんとキックオフイベントを開催しています。

 

クラウドファンディング挑戦中、来月は広島と三鷹(東京)、7月には三郷(埼玉)でイベントを企画しています。詳細が決まり次第、新着情報でお知らせいたしますのでお楽しみに!

 

今回のクラウドファンディングへ挑戦する理由

 

こんにちは。アジアの子どもたちへの小児医療支援を行う、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN(FWAB)代表で、ラオスの「ラオ・フレンズ小児病院(LFHC)」で看護師をしている赤尾和美です。

 

私たちが初めてクラウドファンディングに挑戦をしたのは2016年でした。それから6回の挑戦をさせていただき、全て目標を達成することができたのは、寄付者様である皆さまのご理解と大きなサポートのおかげです。感謝の言葉がつくせません。

ラオ・フレンズ小児病院(以下、LFHC)はNPOゆえに運営資金は限られつつも、常に発展することを求めてきました。ラオスのどこにでもある小児病院ではなく、国の小児医療の発展へ貢献できるようなユニークな病院を現地へ残していきたいからです。

 

その発展のために「これがあったら…」や「これができたら…」という思いで実施してきたクラウドファンディングですので、これまでの6回の挑戦は、ラオスの中でも新しい取り組みへのサポートをお願いしてきました。

 

前プロジェクトの授乳室は現在もお母さんと赤ちゃんの憩いの場となっています!

 

その気持ちは今回も同様で、他の病院ではおそらくどこも行っていないだろうと思われるアウトリーチの活動へのご寄付をお願いしたいと思いました。

 

「アウトリーチ」という言葉自体は「こちらから積極的に出向いて手を差し伸べる」というような意味があります。LFHCでは、主に「こちらから出向く」-「訪問看護」の活動を意味しています。

 

しかしその活動は訪問看護に留まってはいません。

 

例えば、入院した患者さんが退院しスムーズに家庭での生活へ戻るためのサポートや、安心して治療を受けるために必要な経済的サポート、社会心理的サポートなど院内の活動へも多くの時間を費やしています。

 

アウトリーチの活動は私が東南アジアの小児医療に24年も関わることになった活動でもあり、その思いはひときわ大きなものがあります。

 

多くの子どもたち、そしてそのご家族にとってニーズが高まってきている活動ですが、現在の体制では十分なサポートを継続していくことが難しい状況です。1人でも多くの子どもたちに出会い、サポートを届けられるよう、ご寄付、応援をどうぞよろしくお願いします。

 

近年では腎臓の病気の患者さん、障がいをもつ患者さんと関わることも増えてきています。(右端が代表の赤尾)

 

 

私たちのアウトリーチ活動が目指すもの

 

私たちは幅広いアウトリーチ活動を行っていますが、昨年から力を入れているのが、緩和ケアとDying careです。治療が不可能と判断された患者さんが、苦痛なく過ごせるように何ができるのかを家族と一緒に考えることを始めました。

 

また、残念ながら亡くなることが予測される場合や亡くなった場合に家族への心理的サポートや文化に沿ったケアを提供しています。

 

日本やアメリカとは違う状況にあり、できることも限られてきますが、患者さんと家族のクオリティ・オブ・ライフを大事にしたケアを目指しています。

 

|アウトリーチ活動の詳細(一部抜粋)

 

・訪問看護
・ソーシャルアセスメント(経済状況、家族問題など)と適切なサポートの提供
・チャイルドセーフティアセスメントと教育
・HIV感染症ケアと様々な服薬のサポート
・緩和ケア
・End of life ケアと死後のケア(家族への支援)
・退院計画における院内多業種の連携調整
・外部NPO、政府機関との連携
・海外医療専門家来院時の診療調整
・その他、患者家族の退院希望の対応

 

などなど…!新着情報でも随時紹介していきます!

 

棺を作っている様子

訪問看護で3年間通っている患者さん宅にて(病院から7〜8時間先の山の上にある村)

 

アウトリーチ活動を始めたきっかけ

 

FWABの最初のプロジェクトはカンボジアでの小児病院の建築と運営でした。その病院で私が働き出した1999年に、ある女の子(Aちゃん)が脳の疾患で長期入院をしていました。

 

治療を終えた後にも重度の後遺症を抱えていましたが、院内では既にできることは全て行ったため、退院を進めることになりました。しかし、Aちゃんは目は開いているものの何を見ているのか、見えているのかさえ分からず、自分で動くことができないばかりではなく、身体が突っ張ってしまい棒のようになっている状態でした。

 

退院が決まった時の「一体どうすればいいんですか?」というお父さんの顔を今でも忘れることができません。社会福祉もなく、地域医療も充実しておらず、家族が総出で農作業をしなければ生き残って行かれない状況で介護のために1人の人手が無くなることの打撃は想像を超えた不安と困惑だろうと思います。

 

そのお父さんの顔を見た時に、どうにかできないだろうかと考えさせられたのです。当時、Aちゃん宅の最寄りの医療施設から協力を得ようと相談しました。

 

しかし、「私たちはこのような(自分で動くことができない)状態になったら亡くなっているのと同じと考えていますから、何もできないです。」と言われ、大きなショックを受け、どうにかせねばと始まったのが現在の活動につながっています。

 

アウトリーチ活動を始めた頃①

アウトリーチ活動を始めた頃②

 

病院では毎日100~150名の患者さんを診療しています。それと比べて訪問看護では、100キロを超える村へ半日かけて行っても数名しか看られないことが多くあります。コストパフォーマンスが悪いという指摘をこれまでに何度も受けてきました。

 

NPOの限られた財源では、効率的であることが求められ、その視点から見ると確かに効率的ではないかもしれません。

 

しかし、その場の効率だけでは片付けられないものがあるのです。

 

長い目で見た時に健康を維持する効果が絶対にあると確信しているので、どうしてもこの活動を止めるわけにはいかないと信じて周囲を説得し続け、アウトリーチの活動を続けてきました。

 

 

アウトリーチ活動で出会ったHちゃん

 

初めて会ったのはHちゃんが生後4か月の時でした。お母さんは7回出産していましたが、みんな生後数か月で亡くなってしまったといいます。Hちゃんも栄養状態が悪く様々な感染症にかかっていました。

 

お母さんは母乳が出ないのですが、貧困のために粉ミルクを購入することができず、重湯に砂糖を混ぜたものをあげていました。お母さんとお父さんも食べるものもないくらいですので、Hちゃんのために特別なものを購入することなどとてもできません。重湯と砂糖ではもちろん栄養もカロリーも不足しています。Hちゃんは重症な栄養失調であることが一目瞭然でしたので、直ぐに病院へ搬送し、感染症と栄養状態の改善のための治療が開始されました。

 

 

回復には数か月かかりましたが、無事に退院の日を迎えることができました。しかし、ここからが重要なのです。帰宅後の状況は入院前と何も変わっていないのですから、また同じ状況で病院へ戻ってくる可能性は高く、病院へ来ることさえできないということも考えられます。

 

そこで、アウトリーチチームは、訪問看護で実際に患者さんが住む場所へ行き、環境、コミュニティ、民族の文化、人間関係のダイナミクスなど患者さんを取りまく影響因子をホリスティックな(全体的な)視点でとらえ、健康に及ぼす問題を抽出して解決していきます。

 

例えば“栄養失調“という状況がある時に思いがちなのが、“食べ物がない”のだろうということですが、食べ物があっても何を食べればよいのか、どれくらい食べればよいのかを知らないことや調理をする人がいないことが原因であり、様々な可能性が考えられます。そうした患者さんを取り巻く状況で、何が健康に影響を及ぼしているかを見つけるにはその人の日常を知ることがとても重要です。

 

Hちゃんが健康を維持するために必要なことは何かを考えました。現在無収入の状況が変わらなければその先に必要な食糧や栄養のための教育も全く意味をなさないということが明らかとなり、Hちゃんを訪問看護の患者さんとして退院後も継続してケアをすることに決めました。

 

 

こうしたケアプランを立てたHちゃんの訪問は5年間継続し、Hちゃんの家族にとって初めて1歳を超えた子どもとなり、現在Hちゃんは5歳まで成長しました。
 
家族全員の健康も、生きていく力も「もう大丈夫」というところに到達したため、訪問を終了しました。もし、継続したフォローアップを病院が提供しなかったらどうなっていたかなと今振り返っても考えてしまいます。

 

 

皆さまのご寄付で実現できること

 

現在、LFHCのアウトリーチチームは訪問看護ナース2名、カウンセラー1名、ソーシャルワーカー1名、ドライバー1名と私(赤尾)の6名で構成されています。

訪問看護は月曜日から金曜日まで行っています。雨季と乾季ではばらつきがありますが、月の訪問件数は20~50件にものぼります。そして、2022年の訪問看護に費やした年間走行距離は約40,000km

 

これは、約地球1周ほどに当たります。この距離を1人のドライバーさんが全て担ってくれているため、ドライバーさんの腰が壊れてしまうのではないかと心配になりますが、頑張ってくれています。

 

距離が示すのは物理的なものだけではなく、一つ一つの訪問で培われた人間関係や子どもたち、家族の笑顔などなど多くのストーリーが詰め込まれています。そして、院内では主にソーシャルワーカーとカウンセラーが日々患者さんの不安や心配を取り除くために身体が2つあっても足りないほどの忙しさで働いてくれています。

 

ドライバーさん1人に長距離の運転を頑張ってもらっています
時にはこのような道を通らなければいけないことも

 

 

腎臓の病気の患者さん、障がいをもつ患者さんと関わることも増えてきており、今まで以上に訪問看護の必要性は高まってきています。それに伴い、私たちはチームの拡大を進め、ソーシャルワーカーさんの増員も検討しています。

 

しかし私たちの力だけでは、実現できない状況です。そのため、皆さまのお力をお借りし、より一層ラオスで訪問看護を待っている子どもたちのサポートを続けていきたいと心から願っています。

 

ぜひご賛同いただき、ご寄付いただけますと嬉しいです。

 

◆目標金額:450万円

 

◆資金使途:ラオ・フレンズ小児病院(LFHC)の訪問看護に必要な費用

・スタッフさんのための費用:300万円

・車両整備・移動費:100万円

・患者さんサポートのための費用:50万円

 

<サポート内容一例>

・食料、粉ミルク、哺乳瓶、ミキサー(経鼻チューブを使って食事を提供する患者さんの食事作成用)

 時計(定時に服薬をするため)

・死亡後の埋葬費、搬送のための救急車費(かなり高額になる場合もあります)

・学用品、制服、洋服、家庭に電気を引くためのコネクションコード、ボールやその他の玩具など

 

※本プロジェクトは、寄付総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行します。

 

アウトリーチメンバーと道中でランチ

 

 

人間関係の構築が医療を近づける、そんなアウトリーチ活動の継続を目指して

 

Hちゃんの時のように患者さんやそのご家族に寄り添ったサポートをするためには、患者さんを知りたい、家族を知りたいという姿勢が不可欠です。Hちゃんの症例のように、薬による治療はもちろん必要ですが、それに加え病気を引き起こす病原菌だけが健康を脅かしているのではないという事実があるからです。

 

そのためにスタッフはたくさんの時間を患者さんと家族と話すことに費やします。この時間が医療従事者である私たちと患者さんたちの間にある壁を無くしてくれます。アウトリーチチームでは、訪問の際や関わるご家族に「何かあったらここに電話してね」と電話番号を渡しています。

 

電話を気軽にかけて心配を伝えることができる関係が構築されていると感じます。電話でたずねられることは症状のことや病院へ行きたいけどお金が無いとか大小様々ですが、電話で聞いてみようと思ってもらうことがこれまでの医療と人々の距離を大きく縮めることになると思います。

 

どうしようかなというときに後押しをする親戚のおじさんやおばさん的な存在になれたら、とても素敵なことです。これがアウトリーチ活動の大きな役割の一つであると思います。

 

ぜひ皆さまにはこのアウトリーチ活動の継続のため、ご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

応援メッセージのご紹介

 

「アウトリーチ」は、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーが設立したカンボジアとラオスの両病院に設置されているプログラムです。在宅での治療に留まらず、食事や栄養管理、衛生状態など、広い意味でのケアを行います。チームみんなであたたかい雰囲気を作り、辛抱強く状況を把握し、今後のケアについて説明します。患者さんのためを思って最善を尽くす訪問看護チームの活動を応援しています。

 

John McCarthy、専門家(ボランティア)

 

アウトリーチチームの毎日は、いつも違っていて、そして冒険のようです。患者さんの退院後のフォローアップケアが主な役割で、症状だけではなく、経済状況や生活環境など、活動の幅はとても広く、轍の多い未舗装道路を何時間も走らなければならないこともあります。多くのことを当たり前のことと思って生活している私たちには、想像することが難しいかもしれません。子どもたちの命を繋ぐために、この活動をぜひ応援して下さい。

Babette Munting、専門家(ボランティア)

 

 

 

フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANは、東京都より認定を受けた認定NPO法人です。皆さまからのご寄付は、寄付金控除の対象となります。

 

<個人の場合>
【所得税の寄付金控除】
個人が各年において支出した認定NPO法人に対する寄付金で、その寄付総額が2,000円を超える場合には、確定申告の際に所得税の寄付金控除として「税額控除」または「所得控除」のいずれかが選択適用できます。
※詳しくは税務署等にご確認ください。
 

【住民税の寄付金控除】
寄付者がお住まいの都道府県または市区町村が条例で指定した認定NPO法人等に寄付した場合に適用されます。

※お住まいの都道府県または市区町村にご確認ください。

 

<法人の場合>
一般のNPO法人等に寄付した場合の「一般損金算入限度額」とは別枠の「特別損金算入限度額」が適用されます。なお、寄付総額が「特別損金算入限度額」を超える場合には、その超える部分の金額を「一般損金算入限度額」に算入することができます。

 

 

 

・ご寄付確定後の返金やキャンセルは、ご対応いたしかねますので、何卒ご了承ください。
・寄付金領収証の名義・発送先は、原則としてご寄付時に入力いただいたお届け先の宛名と住所となります。

・寄付金領収証の発行日はREADYFORから着金がある2023年9月を予定しており、寄付者の皆さまには2023年11月の発送を予定しています。
・なお、ご寄付完了後に上記情報を変更することはできず、のちにアカウント情報を変更された場合でも、ご寄付時に入力されたお届け先の宛名と住所は変更されません。個別にご連絡をいただかない限り、ご寄付時に入力いただいた宛名と住所に寄付金領収証をお送りさせていただくことになりますのでご注意ください。

 


留意事項

▽ご寄付の前に、利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/)を必ずご一読ください。

▽ご寄付確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

▽ご寄付完了後のお届け先の変更はできません、お間違いのないようご注意ください。
▽ご寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

▽ご寄付に関するご質問はこちらをご覧ください。

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