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乳がんは日本の女性で最も多い「がん」、まずは知ることがポイント
乳がんは、依然として、日本を含めた世界中で最も診断数が多く、がんに関する女性の死亡数の最多の原因になっています*。最近では“乳がんサバイバー”のセレブたちが実体験を公開したり、身近な人の乳がん罹患について話す機会が増え、乳がん自体を知るようになった人は多いのではないでしょうか。エスティ ローダー カンパニーズ(ESTĒE LAUDER COMPANIES)が世界最大級のマーケティングリサーチ会社のNielsenとアジア太平洋地域における乳がんについて行った共同調査では、回答者のうち53%が乳がんについて不安を感じると回答しました。これは2015年の調査結果46%から7%上昇し、意識の高まりが伺えます。
*World Health Organizationより
実は乳がんは女性だけが罹患するのものではありません。2019年の日本における乳がんの診断数では、9万7812人のうち、女性が9万7142人で男性が670人*。男性にとっても無関係な話ではないのです。
*国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)
セルフチェックで乳がんの早期発見を!簡単にできるステップで毎月の習慣に
乳がんの治療は早期発見が重要。医療機関では2年に1回程度の検診を呼びかけていますが、まずはセルフチェックで自分の状態を常に把握しておくことで、早い段階で乳がんに対処することができます。日本の乳がんの約60%は、セルフチェックによって見つけられると言われているほど*。月に1度のセルフチェックを習慣化し、自分の乳房の変化や違和感を見つけることが、乳がんの早期発見と生存率向上への近道になるのです。
*日本乳癌学会全国乳がん患者登録調査より
実際にやってみると、それぞれ5分程度で終わります。入浴中のチェックの際にはボディソープなどをつけてすべりやすくしておくとやりやすくなります。あお向けで行うSTEP3はボディクリームやオイルなどを塗りながらすれば、乾燥対策にもなって一石二鳥。肌質や乳房の形は人ぞれぞれなので、普段の自分の状態を知っておくことで、違和感に気が付きやすくなります。セルフチェックをする時期は、生理の終了後で、乳房の緊張や腫れがない時が最適です。閉経している場合は、毎月同じ日を決めるとよいでしょう。まずは友だちと「毎月5日はセルフチェックしよう!」なんて、声かけしあって習慣づけるなどしてもいいですね。セルフチェックをして少しでも違和感を覚えたら、医療機関で診察を受けましょう。
「乳がんのない世界を目指す」 エスティ ローダー カンパニーズによるピンクリボン活動の歩み
「一人の力では成し遂げることはできません。多くの方の力が必要です。」 エヴリン H. ローダー
今でこそよく耳にする「ピンクリボンキャンペーン」。そのスタートは、元エスティ ローダー カンパニーズ シニア コーポレート ヴァイス プレジデントの故エヴリン H. ローダーさんの思いがきっかけで、1992年に創設。当時SELF誌の編集長であったアレクサンドラ・ペニーと共に、乳がん啓発のためのシンボルとして、ピンクのリボンのモチーフを生み出しました。また、現在乳がん研究を行う世界最大規模の米国民間助成団体として知られる、「米国乳がん研究基金(BCRF)」の設立も、彼女の働きによって設立されたものです。
ジェームズ・アクィリナ氏(ELCジャパン合同会社 職務執行者社長)は、「30年以上前、乳がんについて公然と語られていなかった時代に、エヴリン H. ローダーが発足したこのキャンペーンは、エスティ ローダー カンパニーズにとってのレガシーであり誇りでもあります。彼女の勇気、決意、そして世界を改善できるという信念と希望は、今日の私たちにとっても励みになっています。 私たちは、プレステージ製品を販売するグローバルビューティカンパニーとして、製品や店頭でお客さまに接する販売員を通して、大きなインパクトを与えられると信じています」とこの活動への思いを語ります。
このピンクのリボンモチーフは、「女性一人ひとりに乳房を思いやる心を伝える」という思いが込められています
Image by: エスティ ローダー カンパニーズ
今では世界で60以上の団体に、さまざまな形で支援を続け、寄付金額の総額は1億1800万ドル以上(約176億円)。そのうち9300万ドル以上(約139億円)が米国乳がん研究基金(BCRF)を通じて、医療プロジェクトに活用されています。日本では2014年からJapan Breast Cancer Research Group(JBCRG)に対して、5000万円以上(2023年10月現在)を寄付。乳がんに関する研究や治療方法の研究に対して長年支援を続けています。
世界中での支援活動(一例)
・医療へのアクセスが限られている社会的弱者のためのマンモグラフィーや検診を含む医療資源、サービス、センターへの資金提供
・乳がんコミュニティや医師などの専門家との意見交換を活発にし、乳房の健康教育や早期発見の重要性についての先進的な議論を展開
・乳がん患者とその家族の生活向上を図るための治療やカウンセリングプログラムの支援
こうした研究面でのサポートだけではなく、啓蒙活動も欠かせません。同社のピンクリボンキャンペーンは世界中に広がり、各国のランドマークを華やかなピンクに彩るライトアップを1000回以上実施。毎年10月のピンクリボン月間に、アメリカのエンパイア・ステート・ビルやイタリアのピサの斜塔、シドニーのオペラハウス、日本の清水寺などをライトアップしてきました。「あれ?ピサの斜塔がなんであんなにピンクに?そうか、ピンクリボン月間なんだ」そんなふうに、ピンクリボンキャンペーンや乳がんについて、気にかける美しいきっかけを届けてきました。
2023年のライトアップ(清水寺、スカイツリー)
Image by:エスティ ローダー カンパニーズ
「キャンペーン創設当初のアメリカでは、『胸』や『がん』の話は隠すべきことであり、話しづらいという雰囲気があったようです。30年たった今、日本でも私たち以外にもたくさんの企業がキャンペーンを行っていることからもわかる通り、『続けることで変わっていく』『きっと世界は変えていける』ということを体現できているキャンペーンだと思っています」とアクィリナ社長。商品やイベントを通じたキャンペーンも、一人ひとりの意識を変えるために大切なことなのです。
実は2015年の調査時から「乳がんについて不安を感じる」人の割合は増えています。一見ネガティブに思えるこの結果について、アクィリナ社長はポジティブに捉えていると言います。「この結果は、この30年間で乳がんの啓蒙が進み、『自分ごと』として考える方が増えたことも意味していると私たちは考えているのです」。
「乳がんは、依然として日本を含め、世界中で最も診断数が多いがんです。乳がんと診断され困難に直面し、がんと闘っている方、患者さんのサポートをする家族、友人や同僚、新しい治療法に取り組んでいる研究者など、それぞれの背景や立場に関係なく、この病気は影響力があるのです。だからこそ、まだまだ認知・啓蒙を促進していくことは私たちの使命であると考えています。そのために、“改めて”乳がんについて考えるきっかけとなるような、“気軽に参加”できるイベントはとても重要。一人でも多くの方が乳がんに対する意識を向上していただくことで、この病気への理解を深め、乳がんのない世界へに向けた“真の進歩”に貢献できると考えています」。
今年はインスタ投稿キャンペーンを実施 一人ひとりの力で乳がんのない世界へ
今年の同社のピンクリボンキャンペーンのテーマは「美しい絆で、乳がんのない世界へ」。グローバルではエスティ ローダー カンパニーズの15以上のブランドを通じて支援を行い、米国乳がん研究基金(BCRF)や世界各地のがん関連団体へ寄付を実施します。日本では、「エスティ ローダー(ESTĒE LAUDER)」「アヴェダ(AVEDA)」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「ラ・メール(LA MER)」「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」「クリニーク(CLINIQUE)」「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」の7ブランドで収益金の一定金額が寄付につながるキャンペーン支援製品を販売します。
エスティ ローダー「アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス」(50mL、税込1万7050円)Image by:エスティ ローダー カンパニーズ
※一部限定製品は、無くなり次第終了となります
また、インスタグラム(Instagram)での投稿キャペーンも実施。指定のアカウントへのメンションと、ハッシュタグをつけてフィード投稿すると、誰でも募金に参加することができます。1投稿につき25ドル、最大7万5000ドル(約1120万円)がエスティ ローダー カンパニーズからBCRFへ寄付されます。さらに、日本語のハッシュタグをつけると、1投稿につき2500円、最大100万円がJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)に寄付されます。一人の投稿が日本を飛び越え、グローバルな医療研究のサポートにつながるのです。乳がんの正しい知識を身につけ、正しい知識を皆でシェアし、乳がんのない世界にしていくために、皆さんの協力が必要です。
■あなたの投稿が寄付につながる。インスタグラム投稿キャンペーン
<グローバル(BCRFへ寄付)>
期間:10月1日(日)〜10月31日(火)
タグ付け指定のアカウント:@esteelaudercompanies
指定のハッシュタグ:#TimeToEndBreastCancer
<日本(JBCRGへ寄付)>
期間:10月26日(木)〜10月31日(火)
タグ付け指定のアカウント:@esteelaudercompanies
指定のハッシュタグ:#TimeToEndBreastCancer #乳がんのない世界へ
また、乳がんに対する意識を高めるための美しいきっかけになるような願いを込めて、イベント「PINK ME MARUNOUCHI」も開催。10月26日のイベント初日には、寄付先の医療研究団体であるJBCRGと米国乳がん研究基金(BCRF)の医師、聖路加国際病院 腫瘍内科 副医長北野敦子先生と、アクィリナ社長が登壇し、乳がんの医療状況や現状に関するにミニトークセッションがありました。
アクィリナ社長は「これまでの30年の支援活動で、少しずつでも確実に状況はいい方向に変わってきています。これは一緒に身を投じてくれたスタッフや、皆さんのおかげです。私自身、この活動が世界を変えていることを体感し、心から乳がんのない世界を目指しているひとりです。今年のテーマは『美しい絆で、乳がんのない世界へ』。エヴリン H.ローダーは『一人の力では成し遂げることはできません。多くの方の力が必要です』と語りました。皆さんのちょっとした気づきや行動が鍵です。乳がんのない世界を共に実現しましょう」とキャンペーンへの参加を呼びかけました。
北野先生は、「日本人の9人にひとりが乳がんになると言われています。しかし、エスティ ローダー カンパニーズさんの寄付などのおかげで医療と研究は進歩していて、早期に発見し治療を始めれば、輝く未来へと進むことができるようになりました」と説明。「乳がんの克服には、当事者の方だけではなく、周りのご家族や友人のサポートが大切です。世の中が乳がんに対して意識を向けている状況も助けになります。今までまったく関心がなかった方も、この機会にぜひ乳がんに目を向け、ちょっとした行動が多くの方の助けになると知っていただけたら嬉しいです」とコメントしました。
大切な自分の体のため、身近な人、そして世界中の人のために、この機会に乳がんについて考え、そして行動につなげてみませんか?
(左から)ジェームズ・アクィリナ氏(ELCジャパン合同会社 職務執行者社長)、聖路加国際病院 腫瘍内科 副医長北野敦子先生
■PINK ME MARUNOUCHI
期間:10月26日(火)〜11月1日(火)
会場:丸の内ブリックスクエア
<フラワーバルーン配布>
場所:丸の内仲通り
期間:10月26日(木)〜10月29日(日)
時間:26日 12:00〜13:00、27日〜29日 11:00~13:00
※数がなくなり次第終了
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