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フリーアナウンサー笠井信輔さん(60)の著書「がんがつなぐ足し算の縁」(中日新聞社)の出版を記念したパネル展が14日、東京都千代田区内幸町2の東京新聞の本社1階ロビーで始まった。
書籍は、東京新聞生活面の連載記事(2022年1月~23年3月)に大幅加筆し、9月に出版。血液のがん「悪性リンパ腫」ステージ4の診断を受けてから寛解状態に至るまでの経緯や、できるだけストレスの少ない「我慢しない治療生活」を送ることの大切さなどをつづっている。
パネルは、連載記事の中から15本を見やすいように拡大して展示。訪れた会社員川添誠司さん(59)=練馬区=は「お茶の間で親しまれてきた人で、復帰後の活動にも励まされている。自分も健康に気を付けたい」。会社員前川敦子さん(48)は「がん治療の体験を公表してくれたことで『自分も頑張っていこう』と助けられている人も多いはず。自分もがんのことをよく知っておきたい」と話した。
パネル展は27日までで、開場時間は午前10時~午後6時。日曜・祝日は閉場。観覧無料。23日はサイン会のみ開く。サイン会は午後2~4時、本社1階ホールで開き、著書(1540円)も販売する。事前申し込み不要。(土門哲雄)
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